中学受験の学校を選ぶ時の3つのポイント。失敗しない選び方は?

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中学受験を検討するときに気になるのは塾選びですが、その前に決めておきたいのが学校です。大まかにでもいいので、目標とする学校を選んでおくことは大切です。でも学校の選び方に迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回の記事では、中学受験における学校の選び方についてお伝えします。

学校の選び方の基準は進学実績と偏差値だけではない

受験校を選ぶ際、子どもの将来を考えて、「いい学校」を選んであげたいというのは自然な親心だと思います。では、学校の選び方にはどのような方法があるのでしょうか。

将来、名門国立大学や有名私立大学への進学実績が高い学校を選びたいと考える親御さんも少なくないようです。たしかに、難関大学への進学実績が高い学校と偏差値が高い学校には、相関性があります。でも、それがすべての子どもにとっていい学校とは言い切れません。

たとえば、偏差値が同レベルで校風が異なるA中学校とB中学校があるとしましょう。A中学校は、大量の宿題に毎日追われるだけでなく、夏休みのほとんどは補習で、冬は朝7時から剣道の朝練があるようないわゆるスパルタ式の校風。B中学校は、自由な校風で生徒たちものんびりした雰囲気ですが、熱意を持った先生たちが揃っているとしましょう。
もし、子どもの性格が、競争心が強くて先生にお尻を叩かれた方がやる気が出るタイプならA中学校のような学校が合っているでしょう。でも、叱られると萎縮してしまったり、他人との競争より自分の中での課題を乗り越えることにやりがいを感じる性格の子ならB中学校が合っていると思います。

学校の選び方には進学実績や偏差値が高いから、有名だから、評判がいいからなどさまざまな基準がありますが、いい学校を選ぶためには、「子どもに合っているかどうか」も選び方の大きな要素になるのではないでしょうか。

中学受験の学校の選び方、3つのポイント

学校の選び方について、大切な3つのポイントについて考えてみました。

通学時間

中学受験をしようと思っているけれど、特に志望校が絞りきれていないご家庭も多いと思います。特に首都圏近郊には学校も多く、そもそもどんな学校があるのかわからないという方もいるのではないでしょうか。
そういう場合はまず、自宅から1時間以内で移動できる範囲内にどんな中学校があるかを調べてみるのもひとつの方法です。どんなにいい学校でも、通学に2時間以上かかると子どもにとっては大きな負担になります。往復するだけで疲れてしまうので、学業に悪影響が出てしまうかもしれません。移動に時間を費やしすぎて、学校生活を楽しむどころではなくなってしまいます。
学校の選び方の目安として「通学は片道1時間以内」を念頭におきましょう。

家庭の教育方針に合っているかどうか

「地元の公立中学に入れたくないから」「とにかく偏差値が高い学校に入れたい」というような学校の選び方では、中学受験に挑戦しても、子どものモチベーションが最後までもたない可能性もあります。
なぜ中学受験をするのかの理由を、家庭内で明確にしておきましょう。「御三家を目指す」「情緒教育を大切にしている学校に入れる」など、最初はざっくりでかまいません。ご家庭の教育方針に合った学校を選ぶようにしましょう。
このときに注意したいのが、夫婦間で意見が分かれていないかどうか。中学受験は家族全員が同じ方向を向いていないとうまくいきません。まずは夫婦間で教育方針や方向性、学校の選び方についてしっかりと話し合っておくことが大切です。

早い段階で学校を絞り込まない

かなり早い段階から「この学校に進学させたい」と決めているご家庭もあるようです。もちろん目標がはっきりしているのは、とてもいいことです。でもあまり早い段階で学校を絞り込んでしまうと、受験が目前になった時点でそのレベルに達していないと志望校変更を余儀なくされ、子どもが大きな挫折感を味わうことになってしまいます。
第一志望校は、6年生の夏までに決めれば大丈夫です。それまで、学校の選び方には広い視野を持つことを心がけておきましょう。

学校説明会も選び方の大きな要素になる

気になる学校がいくつか見つかったら、学校説明会に行ってみるのもいいですね。実際にその学校を見て、雰囲気を感じてみてください。学校説明会には2種類あります。複数の学校が集まる合同説明会と、各学校で行う学校説明会です。
首都圏では大規模な合同説明会が5月ごろに行われるので、低学年のうちに参加してみるのもいいかもしれません。各学校の学校説明会にはある程度気持ちにゆとりがある5年生のうちから参加しておくといいでしょう。
学校の雰囲気や在校生の様子などをじっくり見て、その学校が本当に子どもに合っているかどうかを見極めるようにしてくださいね。

学校の選び方は親が主体でいい

学校の選び方は、ある程度親が主体でいいと思います。首都圏には約300校の私立中学校、12校の国立中学校、19校の中高一貫校があります。この中から、子どもが自分でたった1校を見つけ出すのは簡単ではないでしょう。

一緒に学校説明会や文化祭などの行事を見学したときに、子どもが「この学校に行きたい」と言い出すことがあると思います。その時に、なぜ行きたいと思ったのかを、しっかり話し合ってみてください。

子どもに合う学校の選び方が大事

中学受験は、準備に何年もかかる長期的なものです。親子で同じ目標を持ち、一緒にがんばったことは、きっと貴重な経験になるでしょう。
親としてできるのは、わが子に合った学校の選び方を考えること。志望校に合格することはもちろん大切なことですが、親子で「どの学校に行きたい?」と話し合ったり、実際に学校説明会に足を運ぶなど、学校の選び方を通して親子のコミュニケーションをしっかりとることができたらいいですね。

テキスト:塾ドリ編集部